平成 28年 2月 10日(水)
風土記の丘「長右衛門桜」は、昭和47年の施設オープン時に、当時の島根県知事の田部長右衛門氏から寄贈されたサトザクラである。その後順調に成長し、見事な花をつけて人々を魅了してきたが、近年樹勢が悪くなり西側の部分は枯れて樹形が大きく崩壊した状態にある。このことを心配した風土記の丘植物園ボランティア団体「ニレの会」代表高取様から当団体に相談があり、樹勢の診断、処方、治療を引き受ける事となり、当施設も承諾された。
平成23年2月10日実施
松江市内には、江戸時代中期に植えられたマツがほとんど無くなってしまったが、このマツだけ唯一残っている。
樹高は5mと低いが、枝張りがその4倍もある裾が広がった高砂マツである。
近年弱ってきたため施主から相談があり、炭と菌根を活用した樹勢回復を行った。
平成22年度より、地元大森自治会の要請もあり、数年間ボランティア活動を行った。観光客の多い沿道にソメイヨシノが植栽されており、「テングス病」罹病等による衰弱木が多数見られ、枯枝落下の危険性も高い状態であった。
樹木医会では、地元のみなさんにソメイヨシノの特性や保護活動の有効性について研修会を実施し、地元のみなさんと協働して樹勢回復作業を実施してきた。なお、実施した作業の主な内容は、下記の項目である。
当日参加した地元ボランティアと会員22名